MELSEC MXコントローラ MX-Rモデル 特長 コンセプト

コンセプト

MELSEC MXコントローラは、シーケンス/モーション/ネットワークの3つの制御を一体化したコントローラのシリーズです。
MELSEC MXコントローラには、MX-RモデルとMX-Fモデルの2つのモデルがあります。
MX-RモデルはMELSEC iQ-Rシリーズの各種ユニットと組み合わせることで、多様かつ高度なシステムが構築できます。
あらゆる制御をこの1台で
長年にわたり積み上げてきたシーケンサの制御技術を1 台のコントローラに集約。
シーケンス制御、モーション制御、ネットワーク制御をMELSEC MXコントローラのプラットフォーム上に統合することで、さらなる高速・高精度制御を実現します。今後もプラットフォーム上に機能を実装していくことで、幅広いユースケースに適用することが可能となります。

高性能マルチコアM P U を標準搭載し、高速制御を実現
シーケンス/モーション/ネットワークの各機能を一体化。
当社従来品より、モーション制御性能が約10倍*1向上し、高速・高精度のモーション制御を実現。

*1:MELSEC iQ-Rシリーズとの比較(64軸制御時)
*2:253局接続に対応したデバイス局は順次拡張予定です。詳細は、テクニカルニュース(FA-D-0451)をご参照ください。
*3:モーション演算周期設定が1.5msの場合です。
1台のコントローラで、さまざまな用途・役割に対応
- シーケンス/ モーション/ ネットワークの3つの制御を一体化した高性能マルチコアMPUを搭載
高速・高精度なモーション制御と、きめ細やかなシーケンス制御を平行して実現 - 大規模な装置に必要不可欠なCC-Link IE TSN 技術を搭載
- 1台で演算周期設定と通信周期設定が可能

システム全体の制御性能を最適化
MELSEC MXコントローラ1台で、各軸やデバイス局に最大3種類の演算周期設定と通信周期設定が可能。
複数のCPUユニットを準備する必要がなく、装置のコストパフォーマンスを最大限に向上可能。
多軸装置でも、高速演算周期の制御性能を部分的に確保できるため、カッティング工程などの精度を向上。


とにかく繋がる、いろいろ繋がる
- 内蔵CC-Link IE TSNにより、最大256軸のモーション制御が可能
最速125μsでの高速・高精度同期制御が可能 - OPC UAサーバ機能を標準装備
1台で上位システムとの通信と、製造ライン内のOPC UA対応PLCとの通信が可能

- *1将来対応
- *2多軸サーボアンプは1局占有で複数軸を制御できます。(仮想軸数は制御軸数に含まない)
- *3253局接続に対応したデバイス局は順次拡張予定です。詳細は、テクニカルニュース(FA-D-0451)をご参照ください。
- *4モーション制御ができるのはサーボのみ
装置を守る、資産を守る
- OT領域内外の通信の暗号化やユーザ認証機能により、盗聴やアクセスを阻止し、お客様の資産の流出や装置の誤動作を防止
- IEC62443-4-2(サイバー攻撃から制御機器を保護するための国際セキュリティ規格)に適合
- MXコントローラ起動時に、プログラムの改ざんを検出し、不正なプログラムの実行を防止
