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よくあるご質問
(FAQ)

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よくあるご質問(FAQ)製品について

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配電用変圧器

  • FAQ番号 : 16562
  • 公開日時 : 2012/12/03 07:00
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省エネルギー計算に使用する負荷率について

変圧器の省エネ計算の算定に使用する「等価負荷率」とは何ですか。
「等価負荷率」はどのように利用できますか、また どのように計算できますか。

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回答

等価負荷率とは、一定期間における損失電力量(kWh)の積算値に対して、期間内の負荷率が一定のものとみなして置き換えた負荷率のことです。

等価負荷率から一定期間における変圧器の積算損失電力量を求めることができ、それに各電力会社ごとに定められている電力単価を乗ずることで電力料金(使用量にかかる料金)を計算することもできます。
また、二酸化炭素(CO2)排出量は電力事業者ごとに電力量当たりに排出される二酸化炭素が係数として公開されていますので、電力量から二酸化炭素の排出量も求めることができます。
つまり、等価負荷率がわかることで変圧器の更新計画や省エネ計算に役立てることができます。

さて、変圧器の負荷率は負荷電流に比例していますが、一般的に負荷電流は一定にならず時々刻々と変化します。

下図は変圧器にかかる負荷率の変化の一例です。短い時間でもスイッチをこまめに開閉することで負荷が大きく変化することもあります。負荷の変化パターンは夏季と冬季、平日と休日、長期連休などによっても大きく異なります。

図:負荷率のイメージ

これでは計算に非常に不便ですので、一定時間ごとに電力量を自動的に計測して その値から負荷率を求めると、次の図のように階段状に近似されたグラフができます。

図:階段状に近似された負荷率グラフ

一定期間における損失電力量(kWh)の積算値に対して、期間内の負荷率が一定のものとみなして置き換えた負荷率を「等価負荷率」と呼び、以下の式で表されます。

等価負荷率の計算式

変圧器の等価負荷率を求めてグラフに描き足すと下記のようになります。
実際にかかる負荷率は一日のうちで複雑に変化しますが、これを等価負荷率に置き換えることで、時刻に関係なく一定の負荷がかかるものとみなすことができます。

図:等価負荷率を求めた負荷グラフ

製品名
配電用変圧器
シリーズ
全て
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