• FAQ番号 : 11066
  • 公開日時 : 2012/02/27 15:21
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速度制御範囲について

インバータの速度制御について御質問いたします。
インバータ“A024”を用いて1.5[KW]のギアードモータ(1/10)の回転制御をしています。
現在の速度設定範囲は10〜60[Hz]で運転しています。
この設備で速度制御を1:50の範囲で回転制御したいと考えています。
モータをPLG付へ変更したり、ギア比の変更などの対策が必要かと思いますが、 インバータの磁束ベクトル制御で回転制御を行う場合に
、 どの位まで制御範囲がとれるのでしょうか?
6[Hz]以下では回転変動が著しく大きくなるのでしょうか?
また1:50の範囲を制御する場合にインバータで無理な場合にはACサーボを選定
することになるのでしょうか?
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回答

ギヤードモータはグリス潤滑の理由により低速(6Hz以下など)での
連続的な運転ができないものが多くあります。
この場合はモータ側の制約により速度制御範囲を広げることができません。
ご使用のモータが低速での連続運転を許容している場合(モータは定トルクモータ)、
もしくは制約のある周波数以下では連続的に使用しない場合は、
速度制御範囲を広げることが可能です。

FR-A024タイプで汎用磁束ベクトル制御を行った場合の速度制御範囲は
1:15となっております、
これをFR-A500タイプに変更しアドバンス磁束ベクトルを行った場合、
力行時1:120(速度変動率1%)となります。
速度変動を少なくする場合は内蔵オプションFR-A5APを装着し、
PLG付きモータを使用すれば速度変動率0.02%まで上げることが可能です。

また、ベクトルインバータFR-V200タイプ+専用モータの組合せであれば
速度制御範囲1:1500となります、
この場合必要とされるトルクによってモータの先に減速機をつけたり、
インバータ及びモータの容量アップを行う必要があります。
製品名
インバータ,マグネットモータドライブ
製品分類
インバータ本体
シリーズ
FREQROL-A024