• FAQ番号 : 11663
  • 公開日時 : 2012/02/27 15:21
  • 印刷

インバータの入力電流

インバータの一次側に電流計を取り付けており60Hz運転時90A表示です。
このとき負荷電流はクランプメータで65A、インバータのモニターで67Aです。
一次側の電流計指示が高いと思うのですが、実際、負荷電流のどの程度の割合の表示になりますか? 
また電源容量等に関係がありますか?
負荷は200V-22KWのポンプ、電流計(YS-8AA)、CT(CW-5L)を使用しています。
カテゴリー : 

回答

インバータの入力総合力率は入力電流が歪波形であり、波形率が悪いために電源電圧、負荷率によっては
非常に悪くなり、通常汎用インバータでは75〜80%程度となります。
それに伴い入力電流(実行値)も大きくなります。

また、電源電圧が不平衡の場合には測定する相によって、電流値が大きく異なる場合があります。
各相の電流値がバランスしているか確認されることをお勧めします。
電源電圧が不平衡は力率改善ACリアクトルの設置により改善することが可能です。

インバータの入力電流I=電源設備容量[KVA]/√3・V [A]
により入力電流が計算できます。

力率改善対策として力率改善用リアクトルとインバータに接続すると電流波形が良くなり、
力率が改善されます。また入力電流実行値も小さくなります。
製品名
インバータ,マグネットモータドライブ
製品分類
インバータ本体
シリーズ
FREQROL-A100