• FAQ番号 : 16220
  • 公開日時 : 2012/10/01 05:45
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ダブルパワー変圧器の負荷分担について

三菱ではダブルパワー変圧器の三相容量と単相容量の比率は 2 対 1 となっていますが、必ずこの比率にする必要がありますか。
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回答

三菱ダブルパワー変圧器の場合、負荷分担の比は必ず三相 2に対して単相 1でなければならないのではなく、負荷分担曲線の範囲内であれば自由に決めることができます。

図:負荷分担曲線

例えば、ダブルパワー 200kVAの場合 負荷分担曲線は上図のとおりです。
仕様書には 三相 133kVA 単相 67kVA(図中のA)としていますが、同 Bおよび C のような組み合わせでも使用することができます。このようにダブルパワー変圧器には三相容量と単相容量の融通性があるため、設備の増設計画が容易にできるなどの特徴があります。
ただし、単相負荷で無条件に使用できるのは100kVAまでで、それを超える D のような場合は設備全体での不平衡率を30%以下にする必要があります。

製品名
配電用変圧器
シリーズ
ダブルパワー変圧器