以下の要因によりフィーダの合計と上位電力量が一致しない場合があります。
・各CTの誤差
・MP11Aの計測誤差
・負荷が小さい(定格の0.4%程度)のため電流を計測しない
MP11Aは電流の計測値が定格の0.4%未満の場合、電流を0Aとして電力や電力量の計測を行いません。
一般的にCTの一次定格はフィーダよりも上位側の方が大きいため、各フィーダでの電流は定格の0.4%を超えているが、
上位の電流が定格の0.4%未満となることがあります。
この場合、フィーダのMP11Aは電力量を計測しますが、上位のMP11Aは電力量を計測しない状態となります。
結果、フィーダ電力量の合計>上位電力量となることがあります。
設備が運転を開始し、フィーダ、上位共に電流が定格の0.4%を常に超えている状態になれば、
電力量の差異は小さくなると思われます。