本事例は、回帰解析をすることにより、冷蔵庫の冷却性能の試験時間が従来の60分から15分へと短縮できた事例です。
この装置はMELQIC本体IU2-5M10、温度測定するための熱電対入力ボードIU2-16ETC-20M、スイッチ等の入出力のための汎用入出力ボードIU2-32EDIO-CPTR、機種を判別するためのバーコードリーダ、規格値を読み出したり収集データを保存するためのPCカードで構成されています。
試験対象に冷却を開始させ、一定の待ち時間後から、1秒間隔で5分間、7CHの温度データをサンプリングします。このデータを、回帰解析することにより、20分後の冷却された温度を予測し冷却性能を判定することができます。これにより試験時間を大幅に短縮することができたのです。
今回の事例は冷却でしたが、加熱の場合も同様に解析することができます。