• FAQ番号 : 11653
  • 公開日時 : 2012/02/27 15:21
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周波数と負荷電流の関係について

インバータにてモーター負荷電流の一定制御を行いたいが、可能ですか?
(例)
モーター負荷電流値をサンプリングしてシーケンサ等に取り込み、
一定電流値の範囲内に収まるよう演算を行い4〜20mA出力にてインバータの周波数制御を行う。

また、モーター負荷が大きくなった場合、負荷電流値も大きくなると思いますが、
周波数を下げることにより電流値も比例して下がるのでしょうか?
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回答

負荷が重く、出力電流が制御値より大きい場合は、Pr.22(ストール防止動作レベル)を調整して、
制御値にてストール防止機能を動作させれば、出力電流をほぼ一定にすることはできますが、
トルクは十分に発生しなくなります。また、出力電流が制御値より小さい場合は、
インバータは、強制的に出力電流を大きくさせることができないので、
負荷電流を制御値にて一定にすることは出来ません。

出力電流と出力周波数の関係は、以下の式にて表されます。

T=K×(V/f)×I
T:トルク、K:定数、V:出力電圧、f:出力周波数、i:出力電流

インバータは、(V/f)の比率を一定にしているため、出力電流が大きくなった場合に
出力周波数を下げても、出力電流が比例して減少することはありません。
製品名
インバータ,マグネットモータドライブ
シリーズ
その他