負荷損の主なものとして、一次と二次の巻線の抵抗による損失があります。
巻線の抵抗Rと負荷電流I により 下記のジュール熱量Q(ジュール損)が発生します。(t : 時間)
よって、負荷損は負荷電流の二乗に比例して発生します。
このほか、導体の断面の大きさで発生する渦電流の損失、漏れ磁束により外箱に生じる誘導電流の損失、巻線や鉄心を締め付ける金具に生じる渦電流の損失 があります。これらを漂遊負荷損といい、前述のジュール損と合わせて負荷損と呼ばれます。