- FAQ番号 : 10311
- 公開日時 : 2012/02/23 22:38
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位置決め不安定の原因は?
当社では、木材を一定の寸法に切断したり所定位置に穴あ
けしたりする、プレカットマシンに御社の位置決め系を使わせて頂いています。
全長寸法のみがプラス方向に数mmから30mmほど狂う現象が発生しは
じめました。(全長はMAX6000mmです)
当初は、プラスのみにぶれたため、機械メーカーと相談の上、モータ(エンコーダ含
む)を交換いたしました。しかし直らずアンプ(MR−J200A)を交換、
そして、AD75を交換そしてA3ACPUを交換いたしました。
しかし結局直りませんでした。
その後、症状は進行しマイナス方向にもぶれが生じるようにもなりました。
プログラム内部も検証して頂きましたが、5年も使用しているプログラムが
突然おかしくなることもないようでした。
1本の材料を加工するのに20回以上位置決めをしていますが、はじめ近接ドグを
たたいた後のはじめのポジション2213mmは間違いなく再現していました。
その後、プログラム上で0mmポジションまで移動しますが、このゼロが前後にばらつ
いていること(物理的に)が、判明しました。あとの加工はすべて、ゼロがずれたな
りに、正確に加工されていましたが、最終的にゼロが違うため長さのみが違うという
ことが、わかりました。
そこで、説明は付かないのですが、エンコーダ線を交換したところ今のところ症状
が出ていません。
質問ですが、エンコーダが特定位置でほんの一瞬断線して位置が前後してしまうこ
とは、あり得るのでしょうか。エンコーダ線ならエラーになるような気がするのです
が、こういうケースはあり得るのでしょうか。
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回答
ケーブルの屈曲寿命によりエンコーダフィードバック信号の
異常になるケースはございます。現状として、アラームを発生するか位置ズレという形で発生
いたします。今回のケースでは、ケーブルの断線、電線被服の劣化あるいはシールドの劣化に
より信号が途絶えたり、ノイズ重畳によるフィードバックパスルの増加により行き過ぎや行き
足りない現象が発生したものと判断いたします。
- 製品名
- ACサーボ
- 製品分類
- HA-S□
- シリーズ
- HA