• FAQ番号 : 10885
  • 公開日時 : 2012/02/23 22:38
  • 更新日時 : 2020/03/03 06:55
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過負荷保護特性について

過負荷保護特性について、
 
1.運転時と比較してサーボロック時には過負荷保護が早く働くのはどうしてでしょうか?
 
2.昇降軸のようにアンバランストルクが発生する機械では、アンバランストルクは定格トルクの70%以下にとなっていますが、これはどうして100%ではなく70%なのでしょうか?
 
3.サーボアンプ内部ではどのデータを検出してどのようにして過負荷アラームを検出しているのでしょうか?
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回答

1.サーボロック時にはU,V,Wに均等に電流が流れず、1相に電流が流れます。 その場合、その相のパワーモジュールの発熱保護、及び、モータの巻線の発熱保護が必要になるため、運転時と比較しサーボロック時には早く過負荷保護が働きます。
 
2.アンバランストルク(モータ停止時のトルク)が定格トルクの70%を超える場合、アンバランストルク以外で発生するトルクに余裕がなくなるため、アンバランストルクは定格トルクの70%以下としています。
 
3.サーボアンプからモータに流れる電流を元に過負荷アラームを検出しています。
製品名
ACサーボ
シリーズ
全て