2自由度型高機能PID制御命令を使用した場合、SVの変化率にリミットを設け、段階的に変化させることができます。(プロパティのPID演算の拡張設定画面:下図1を参照してください)
SV変化率上限には、PV工学値上限~PV工学値下限を100%とした場合の制御周期(CT)あたりのSV変化率(%/秒)を設定します。
例えば、制御周期(CT)が1秒の場合、SVの変化を毎分10%以下の変化速度に制限するには、10%/60秒=0.167(%/秒)と設定します。
また、2自由度型高機能PID制御命令以外の命令を使用した場合など、入力に対して変化速度制限をかけて出力を行うためのFBとして、変化率リミッタ(P_VLMT□)命令があります。
図1