• FAQ番号 : 19830
  • 公開日時 : 2018/03/05 14:01
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Iorを用いた計算値と絶縁抵抗計の計測値が異なる

漏洩電流を計測する機器(形名:EMU4-LG1-MB、QE82LG、ME110SSFL)について、「抵抗分漏洩電流Iorと回路電圧から計算した抵抗値」と、「絶縁抵抗計(メガー)にて計測した絶縁抵抗値」が異なります。なぜですか?
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回答

Iorから計算した抵抗値と、絶縁抵抗計で計測した絶縁抵抗値では、計測方法が異なるため相関がありません。そのため、両者を比較したり、換算して管理することはできません。
Iorおよび絶縁抵抗計の計測方法は次のようになります。

1.抵抗分漏洩電流Ior
測定回路に対し、活線状態(AC)で漏洩電流Ioと回路電圧を計測し、その位相関係からIorを計算します。

2.絶縁抵抗計
測定回路に対し、停電状態で直流電圧(DC)を印加し、そのときに流れた電流と電圧の関係から絶縁抵抗を計算します。

※メガーはMegger Group Limitedの商標です。

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