MELSEC MXコントローラ MX-Fモデル 特長 コンセプト

コンセプト
MELSEC MXコントローラは、シーケンス/モーション/ネットワークの3つの制御を一体化したコントローラです。
MELSEC MXコントローラには、MX-RモデルとMX-Fモデルの2つのモデルがあります。
MX-FモデルはMELSEC iQ-Fシリーズの各種ユニットと組み合わせることで、多様かつ高度なシステムが構築できます。
あらゆる制御をこの1台で
長年にわたり積み上げてきたシーケンサの制御技術を1 台のコントローラに集約。
シーケンス制御、モーション制御、ネットワーク制御をMELSEC MXコントローラのプラットフォーム上に統合することで、さらなる高速・高精度制御を実現します。
今後もプラットフォーム上に機能を実装していくことで、幅広いユースケースに適用することが可能となります。
高性能マルチコアM P U を標準搭載し、高速制御を実現
シーケンス/モーション/ネットワークの各機能を一体化し、高速・高精度のモーション制御を実現。
各種機能All In One
コンパクトな機体に無限大の機能
- さまざまなシーンで設置可能なスタンドアローンタイプ
- 高速・大容量のCC-Link IE TSNも対応可能なEthernetポート内蔵
コンパクトなボディでラージスケールなIoTを実現 - マルチコアMPUの採用により、高速・高精度なモーション制御と、きめ細やかなシーケンス制御を平行して実現
- 32点I/Oを内蔵し、4軸のパルス列位置決めや8chの高速カウンタが使用可能
中小規模システムの性能を最大化
中小規模装置を最先端システムに
- 制御周期混在により、あらゆる制御機構下においてコントローラの負荷を最適化
メカ機構を活かした制御スペックの最大化を実現 - アドバンスト同期制御機能*により、ギア、シャフト、変速機、カムなどのハードをソフトに置換え
メカ機構を極限まで簡素化 - CC-Link IE TSNの高速・高精度・低ジッタが駆動機器・センサ連携を最適化
材料・加工時間のムダを極小化し、製品歩留りを極大化
*将来対応
1台で多種多様な制御が可能
とにかく繋がる、いろいろ繋がる
- 内蔵CC-Link IE TSNにより、モーション局最大16局の制御が可能
最速250μsでの高速・高精度同期制御が可能 - Ethernetケーブル一本で、モーション局に加え、一般局30局の接続が可能
省配線・省工数の実現に加え、メイン装置と付帯装置を1台で制御可能 - 内蔵I/Oで4軸のパルス列位置決めや、8CHの高速カウンタが使用可能
従来からのパルス制御機構をそのまま使用でき、装置コストも低減
*1:将来対応
*2:仮想軸は制御軸数に含みません。
簡単に増設、拡張が可能
シンプルな設置、それが一番
- ベースレス・スタンドアローン形態と充実した内蔵機能により、コントローラ単体でも装置を構築可能
- 最大512点のI/Oユニットが増設可能。多様な機能・性能を必要最低限のスペースに集約
- iQ-Fシリーズ用の拡張アダプタや増設ユニットも接続可能
簡単、かつシンプルにAD/DA変換や温度調節などの機能拡張を実現
特長

多軸装置制御を1 台のコントローラで実現
シーケンス/ モーション/ ネットワークの3つの制御を一体化した高性能マルチコアMPUを標準搭載し、最大256 軸の多軸制御を実現。演算周期の混在ができ、多軸でも高速演算周期による制御が可能です。各機構の細かな制御から製造ライン全体の制御まで、コントローラ1 台で対応できます。

1ツールエンジニアリングと直感的操作で、プログラミング工数を削減し、効率的な開発をサポート
シーケンス制御、モーション制御のプログラムが1つに集約されたため、ユニットごとにプログラムを作成したり、データを授受したりする必要がなく、プログラムがシンプルになります。
1つのツールに統合されたことで、プログラムの部品化や更新履歴の管理、デバッグが大幅に容易になりました。

