• FAQ番号 : 14574
  • 公開日時 : 2012/03/28 21:15
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イーサネットの通信異常

シーケンサA2ACPUにAJ71E71のユニットを装着し、パソコンとTCP/IP
通信を行っていますが、イーサネットケーブルが断線した時に、シーケンサが通信エラー
が発生していることがわからずにつながったままとなることがあります。
新しいバージョンで、この問題を解決するために「ハートビート」的な処理を行うように
なったと言うことを聞いたのですが、詳しい内容について教えてください。
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回答

AJ71E71-S3(Ethernetインタフェースユニット)では生存確認の機能
が追加になっています。
この機能は定期的に相手機器が生存しているかのチェックを行う機能で、生存確認用バッ
ファメモリ(7~9)で設定します。
生存確認を行う場合、AJ71E71使用時は、AJ71E71-S3への変更が必要で
す。また生存確認用バッファメモリへの書込みプログラムの追加が必要です。

注意事項
 送信時相手機器側で断線があった場合は、データの送信を行うため、相手からのデータ
受信までの時間チェックでエラーの検出ができます。
 ただしAJ71E71側のケーブルで断線があった場合は、AJ71E71が送信でき
ず待ち状態になるためエラーの検出ができません。
 生存確認も上記のように断線箇所により、生存確認ができないことがあります。

AJ71E71(-S3)から送信を行う場合は、タイマ(T)を使用しデータ送信後
の応答までを計測し、一定時間で応答がなかったときはエラーにするようにしてくださ
い。
製品名
MELSEC-AnS/QnASシリーズ
製品分類
AnA
シリーズ
Ethernetインターフェースユニット