Iorから計算した抵抗値と、絶縁抵抗計で計測した絶縁抵抗値では、計測方法が異なるため相関がありません。そのため、両者を比較したり、換算して管理することはできません。
Iorおよび絶縁抵抗計の計測方法は次のようになります。
1.抵抗分漏洩電流Ior
測定回路に対し、活線状態(AC)で漏洩電流Ioと回路電圧を計測し、その位相関係からIorを計算します。
2.絶縁抵抗計
測定回路に対し、停電状態で直流電圧(DC)を印加し、そのときに流れた電流と電圧の関係から絶縁抵抗を計算します。
※メガーはMegger Group Limitedの商標です。