バックラッシュ補正量に大きな値を設定すると、サーボエラー2035エラー(データ異常)が
発生するのは何故ですか?
バックラッシュ補正量が極端に大きいと、指令方向が変化した時のバックラッシュ補正処理によって過大な指令が1回出力されます。
例えば、補正量=8192 PLSの場合、1回のバックラッシュ補正処理によって 出力される指令は、
8192 (PLS) ÷ 0.003555 (SEC) = 2304360 (PPS)
となり、指令速度が大きすぎる(1 MPPSを超える)ため、エラー2035(データ異常)が発生します。
このため、バックラッシュ補正量は下式の条件で設定してください。
1 MPPS ≧{バックラッシュ補正量 ÷ 0.003555 (SEC)}+{指令速度 (PPS) × 0.003555 (SEC) ÷ 加速時間 (SEC)}