当社の地震時の変圧器の変位量抑制についての考えはJEM-TR 252(配電用変圧器の変位量抑制指針)に準じております。この指針は日本電機工業会(JEMA)殿より発行され、変圧器が揺れた際、最も振れる端子箇所についての変位量を指針化したものです。
具体的には定格容量1000kVA以下かつ耐震標準(設計用標準震度:1.0)では防振ゴム附属で端子箇所の変位量は前後左右方向ともに片側あたり下表1を満たしております。また、耐震強化(設計用標準震度:1.5,2.0)では防振ゴムなしで下表1を満たしております。
表1 :端子部の変位量(定格容量1000kVA以下)
変圧器の種類 | 端子部の変位量(mm) |
油入変圧器 | 30 |
モールド変圧器 | 50 |