単相3線式回路が一般家庭でも普及していますが、中性極の断線や接続不良(欠相)が発生すると、 AC100Vの回路の機器に異常電圧が印加されて、電圧耐量の小さい機器では絶縁劣化や過熱損傷に至る場合があります。このような事故から負荷機器を保護するための漏電遮断器が単3中性線欠相保護付漏電遮断器です。構造や外形は漏電遮断器とほぼ同等で、過電圧検出機能を有しています。
また、遮断器側面には過電圧検出リード線があり、中性線欠相を検出する位置に結線することで、その結線位置から電源側の欠相を検出します。過電圧検出の動作電圧はAC120Vを超えAC135V以下で動作時間は1秒以内となっています。