• FAQ番号 : 44552
  • 公開日時 : 2024/09/06 13:24
  • 更新日時 : 2024/09/06 13:39
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サーボアンプ回路に使用する漏電遮断器の選定方法

サーボアンプ回路に使用する漏電遮断器の選定はどのようにするのでしょうか?

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回答

基本的にはサーボアンプの製造メーカ推奨の定格電流、定格感度電流の漏電遮断器を選定してください。
また、漏電遮断器は“高調波・サージ対応形”のご使用を推奨致します。
サーボアンプ製造メーカ推奨の漏電遮断器の定格電流、定格感度電流の記載がない場合は、
高調波の影響を考慮して下記内容で選定してください。

1.定格電流の選定
 サーボアンプのカタログ等に記載されている電源設備容量から算出される負荷電流に対して、
 1.4倍以上の裕度を持った遮断器の定格電流を選定します。
  補正率が1.4となるのは次の条件の電流です。
   ①歪率=全高調波成分実効値/基本周波数実効値 ×100≦100%以下
   ②波高率=ピーク値/実効値 ≦3以下
   ③高調波成分は第7高調波以下が主である。

2.定格感度電流
 “高調波・サージ対応形”の漏電遮断器であれば、一般的な漏洩電流の算出方法で問題ありません。
 算出された漏洩電流値や実測の漏洩電流値に対して、10倍の余裕をとった定格感度電流としてください。

3.その他
 回路の推定短絡電流≦漏電遮断器の定格遮断容量となるよう選定してください。
  ※漏電遮断器はサーボアンプの一次側に設置してください。(二次側に設置した場合、
   電圧波形歪みの影響で内部の電子部品が過熱損傷する可能性があり使用できません。)

製品名
低圧遮断器
シリーズ
WS-Vシリーズ,W&WSシリーズ