ユーザプログラムを実行するタスクで,浮動小数点(float型,double型)を使用していないかご確認ください。
使用している場合は,タスク起動時に必ずタスクオプションに VX_FP_TASK を設定してください。
オプションを設定していない場合,ユーザプログラムのタスク切替え時に変数が意図しない値に書き変わる場合があります。
なお,タスクオプションについては,タスク起動時にtaskSpawn()の第3引数として指定します。
以下に,タスクオプションに VX_FP_TASK を指定してタスクを起動する例を示します。
タスクオプションの値は,ヘッダファイルtasklib.hで定義されています。
プログラム内でオプション名 VX_FP_TASKを使用する場合は,このヘッダファイルをインクルードしてください。
#include <taskLib>
・・・
tid = taskSpawn("tMyTask", 100, VX_FP_TASK, 20000, myFunc, 2387, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0);
Shell画面,またはスクリプトファイル(STARTUP.CMD)からタスクを起動する場合は,タスクオプション VX_FP_TASK の値を直接指定してください。
・Q24DHCCPU-V, Q12DCCPU-Vの場合
taskSpawn("tMyTask", 100, 0x1000000, 20000, myFunc, 2387, 0, 0, 0, 0, 0, 0)
・Q06CCPU-Vの場合
taskSpawn("tMyTask", 100, 0x8, 20000, myFunc, 2387, 0, 0, 0, 0, 0, 0)