◆サーボの語源は奴隷。『命令に忠実に動くこと』という意味です

ラテン語のＳｅｒｖｕｓ（サーバス：奴隷）が語源といわれ、奴隷は命令（指令）に対し
て、忠実に動く（動作）の意から、このような動きができる制御機構を一般にはサ
ーボと呼んでいます。
忠実に動作するためには俊敏かつ、精度の良い動きが要求されます。

サーボ機構は、
(1)動きの命令部分（司令部）
(2)命令通りにモータを動かす制御部分（サーボアンプ）
(3)動きの状態を監視する検出器を持つモータ部分（サーボモータ）
の３点で構成されます。


◆サーボにはＡＣサーボとＤＣサーボがあります。

交流モータ（ＡＣモータ）を駆動する『ＡＣサーボ』と直流モータ（ＤＣモータ）
を駆動する『ＤＣサーボ』があります。
ＡＣモータはＤＣモータに比べ制御が複雑であるため、従来はＤＣモータが主
流でありましたが、制御技術の進展によりＤＣモータ以上の制御が可能となりま
した。
ＤＣモータ特有の『ブラシ保守』の面倒さから開放は可能、小形・低価格が実
現できたことなどから、現在ではＡＣサーボが主流となっています。